政府のコロナ対応に、支持率ダダ下がり。20代の評価は?
政治の議論、6割が「経験あり」
年配者からは「政治に関心がない」とも揶揄されがちな若者たち。しかし、「友人や家族と政治について議論する機会はあるか」という質問に対して、「たまにある」と答えたのは52人と過半数でした。10人は「よくある」と回答し、「一度もない」と答えたのは半数以下の38人。
「たまにある」または「よくある」と答えた人からは「ニュースや上司との会話などを受けて、強い感情を味わったときに疑問点などを身内に投げかける」といった意見や、今回の新型コロナウイルスを受けて「議論するようになった」という声も。「身近な人からの意見で見方が変わることもあり、その時間は有意義」と語った人もいました。
一方、「一度もない」と答えた人で目立ったのは「関心がない」という意見。一部「学校でもっと楽しく興味がわくような授業を受けたかった」と学生時代を振り返る意見もありました。
自営業の男性(29歳)は「世間話レベルで、基本的にはしない」と回答。周囲に問題意識を持つ人たちが少なく「自分自身もそこまで関心がない」と述べたほか、「意見が食い違えば論破してこようとする人がいるのもやっかいだし、話題に出したら引かれてしまいそうなのも怖い」と、周囲との空気感の違いを理由に挙げていました。
コロナ禍では“当たり前”が当たり前ではなくなり、さまざまな価値観の変化も生まれています。政治に対する意識もまた、今を境にして変わりつつあるのかもしれません。
<TEXT/カネコシュウヘイ>
【調査概要】
調査内容:「20代の政治意識」
調査期間:2020年5月29日
調査対象:全国の20代男女100人
調査方法:株式会社クロス・マーケティング「QiQUMO」によるアンケート調査