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コロナで「マンション価格が大暴落する」は本当か?新築・中古で予測する

コラム

それでは購入を待つべきなのか?

マンション

 持ち家というものは、「資産」「耐久消費財」、そして「自分と家族が暮らす場所」という3つの要素が絡み合っています。

 コロナで失業があるかも? と思っている方はいま無理して買うことはないでしょうけど、人生あまり先延ばししても、新居での家族との生活、そこでの積み重ねという時間は取り戻せません。

 今すぐ買う必要がないなら、とりあえず数か月程度待ってみてお目当てのエリア相場がどう変化するか見たらいいと思います。でも、かなり急いでいるようであれば、さほど待つ必要性は感じません。

 5%の下落は心理的に大きいものですが、金利0.6%で住宅ローンを借りると、5%の下落は4年8か月の元本返済に相当します。お金で時間を買うと思ったら、さほど悪くない取引ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

 相場の下落だけではなく、自分自身と一緒に暮らす人の希望条件のすり合わせなどをこの際しておくと、動き出すときにスムーズかもしれませんね。家選びのつまづきは、価格だけの問題ではなく、価値観の違いなどによってもひきおこされます。

<TEXT/のらえもん>

湾岸タワマンに住んでいるという設定の湾岸妖精(ブロガー)。「マンション購入を真剣に考えるブログ」を運営。人間界ではいたって普通の都内勤務サラリーマン。著書に『専門家は絶対に教えてくれない! 本当に役立つマンション購入術』(廣済堂出版)など

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