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最高のストレス解消法「ひと駅歩き」。座りっぱなしは実は危険!

学び

 現代社会はストレス社会とも言われるほど、日常生活ではストレスがつきもの。しかも、バリバリ働くビジネス世代は仕事でもプライベートでも様々な圧力からたくさんの強いストレスを溜めてしまいます。

ウォーキング

※イメージです(以下同じ)

 そんなみなさんに、今回は最高のストレス解消法である「一駅歩く」を推奨します

座り続けると脳が栄養不足に?

 人間の脳は頭蓋骨の中に入っていますが、ただ固い骨の中に柔らかい脳がスポッと入っているわけではありません。脊髄液と呼ばれる液体が脳の周りを循環していて、脳を傷つけないようにしています。

 イメージとしては、お豆腐の封を切ると水が出てくる光景。豆腐本体が脳で液体が脊髄液で本体の衝撃を周りの液体が吸収していることになります。

 この液体は循環させることで熱を持ったり、古くなったりすることを避けていますが、この液体は頭から骨盤までを背骨の中を通っていて、背骨や骨盤の骨が動くとポンプ作用と重力で行ったり来たりしています。

 座り続けて悪い姿勢が続くと、背骨や骨盤の動きが失われて脊髄液の循環が滞ります。脊髄液の循環不全は脳の情報処理や感情のコントロールを妨げてしまうため、背骨の姿勢が崩れる座り姿勢は身体にとって、とても危険なことと言えます。

あの歴史的作曲家も歩いていた!?

音楽 作曲

 脳の働きを正常化させるために背骨を動かさなければいけませんが、最もシンプルなエクササイズは歩行です。歩いている時は背骨が動いている自覚症状を感じないと思いますが、実際は適宜背骨や骨盤は動いています。

 歴史的な作曲家で音楽の教科書にも載るベートーヴェンは、晴れの日も、雨の日も毎日散歩を欠かさず、その中でアイデアを沸かせては作曲に繋げていたそうです。また、円周率を記憶する大会で好成績を残す人たちも散歩しながらその道のりの風景と数字を合わせて覚えるといいます。

 歩くことは脳内の情報を整理し管理したのちに余分な情報を処分するような働きをもたらします。頭がいっぱいになった時や、イライラが止まらない時は、歩くことで脳内をリフレッシュできるのです。

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