休日までLINEで支配してくる会社に「ストレスMAX」23歳新入社員の本音
休日を支配する会社にうんざり
入社してしばらく経ってLINEにも慣れてきた笹原さんは、新たな悩みに直面していました。それは、休日にLINEで上司や先輩から呼び出しをされて飲みに付き合わされたり、社長の家族イベントに社員全員で参加させられたりするようになったことでした。
「僕以外の全員は休日に社員同士で会うのが当たり前というか、苦でない雰囲気というか…でも僕は、ほぼすべての休日が何かしら会社に関わるイベントになっていたことが、苦痛で仕方なくなってしまいました」
笹原さんはついに我慢できなくなり一番歳の近い先輩に相談しましたが、会社との関係に疑問を持たない相手に理解されるはずもありません。結局軽く流されてしまい、心が折れてしまったのです。
もう無理!休日は好きにさせて…
社員の人柄や仕事に不安はなかった笹原さんでしたが、やはり休日を支配されることを受け入れることはできませんでした。誰にも理解してもらえないというのも大きなストレスとなり、最終的に会社を辞めることを選びました。
「ある日突然、糸がぷつんと切れたように『もう無理だな』と感じてしまい、そのまま会社を辞めました。社長や社員の人には止められましたが、誰の意見も聞かず強引に話を進めました。多分自分が思っている以上に、精神的な限界がきていたんだと思います」
現在は就職活動中だという笹原さん。しかし、会社を辞めたことに後悔はなく、のびのびと過ごせているそう。そして同じような失敗を繰り返さないよう、じっくりと会社選びをしているということでした。
<TEXT/つる>
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