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社訓の読み上げを2時間…新入社員が研修で感じた「入社後ギャップ」

学び

 期待を胸に入社した新社会人の中には、入社後の会社環境に良くも悪くもギャップを感じたという人も多いと思います。

パソコン 女性

※イメージです(以下同じ)

 パーソルキャリア株式会社が行った「転職者の転職後の悩みと相談相手に関する意識調査」によれば、全国の転職後1年未満のビジネスパーソン500人の約半数が、転職後の“働いている姿”にギャップを感じると答えています。

 コンサル業界で働いているAさん(23歳)もその一人。入社後、内定時代には気付かなかった社風に戸惑いがあったそうです。

初めての研修はまさかの声出し

「研修1日目は、社是や社訓、経営理念を声出ししながら読みました。今年はコロナの影響で、ただ何回も声出しするだけで良かったのですが、去年は全員が暗記するまで研修は終わらなかったそうです」

「声が小さい!」「読むスピードが揃っていない!」などのダメ出しがあり、研修は2時間ほど続いたと言います。

「今年はコロナ対策として20人ごとに会場は分けられていたのですが、本来なら全グループの新入社員が100人くらい集まって行われるので、もっと長時間、声出ししていたんじゃないかなと思います」

不思議な造語が飛び交う社内

挨拶

 Aさんが研修で戸惑ったのはこれだけではなく、その会社には「おはようございます→ザイス」「こんにちは→チワス」「こんばんは→バンス」という独特な挨拶が存在していました。

「朝の挨拶では、まず全体に『ザイス』と大きな声で言って、そのあと一人ひとりに『ザイス』と言いながら握手をすると教わりました。

 今年はコロナの影響で省略されましたが、研修期間中の新入社員は毎朝、この挨拶プラス、全員と握手が恒例のようです。でも、研修2日目、その挨拶のやり方を実践した同期は、普通に『おはようございます』と返されていましたね(笑)

 現在リモートワーク中のAさんですが、メールやオンラインミーティングでもザイスを使うことはないそうです。

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