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すぐ利用できる「20万円の特例貸付」を申請して感じたこと。申し込み殺到に驚愕…

コラム

必要書類と実際の申し込み状況

 電話の中で「申請に必要な書類」として案内されたのが次の6点だった。

・本人確認書類(健康保険証、運転免許証、パスポート、住基カード等)
・住民票の写し(「本籍」「続柄」が入ったもの)
・預金通帳(新型コロナウイルス感染症の影響による減収を示すもの、水道光熱費の支払いを証明するもの)
・印鑑登録証明書
・実印
・減収を示す書類(確定申告書等)

「住民票の写し」「印鑑登録証明書」は、当日に役所を訪れて準備した。そのため、社会福祉協議会に到着したのが朝10時。少し遅くはなったが、1時間ほどの待機なら仕方ないと考えていた。

面談者が多数。実際の待機時間は…

新型コロナ

筆者が訪れた社会福祉協議会の入口。左奥に受付。その場で待機する

 しかし、実際に訪問して私は目を疑った。すでに26人が受付を済ませていて、私は27番目。到着時点で11人目が面談を行っているところで、私の順番は13時以降になると案内された。

 少なくとも、3時間以上待たなくてはならない……。やむなく、「借入申込書」を記入してから、一旦外に出て時間をつぶすことにした。

 とはいえ、私の訪問した社会福祉協議会の周辺にはなにもない。最寄駅から徒歩20分以上離れた場所にあり、唯一ある飲食店も新型コロナウイルスの影響で営業を休止していた。「どうしてこうした機関は不便な場所にあるのだろう……」そんなことを思いながら、私は駅に向かって歩いた。

 しばらく駅前の喫茶店で過ごした後、再び社会福祉協議会へと到着。私の面談がはじまるまでに、受付者は37人にまで増えていた。なかには、「現金給付金制度」と勘違いしていることが分かり、肩を落として帰っていく人もいた。職員の1人が「今日は44人くらいまではいけるかな~」と口にしていたのが印象的だった。

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