「久しぶり!」迷惑LINEが突然増えた原因はまさかの…
犯人はまさかの再会した友人
実は、本郷さんとGさんは数日前に会社の最寄り駅でたまたま再会していました。大学時代はそこまで親しい間柄ではなかったものの、懐かしさから勢いで飲みに行き、お互いの近況報告などで盛り上がった後にLINEの交換をしていたのです。
真相を確かめるべく、GさんにLINEで確認をした本郷さん。するとGさんは悪びれる様子もなく、「IDを晒したのは本当で、嫌がらせをしたかった」と返信してきました。あまりにも当たり前のように言うGさんに、本郷さんは恐怖を感じました。
「再会して飲んだときは、Gも楽しそうだったんですよ。だから友人から言われたときも、まさかそんなことをするはずがないと思っていたんです。でも、悪びれる様子もなく自分がやったというGに、常識が通じない感じがして怖かったです」
自分に非はないのに…動機は?
その後なぜそんなことをしたのかという本郷さんに対し、Gさんは淡々とその真意を語りました。数日前に飲んだ際、Gさんは自分よりもいい会社に就職した本郷さんが、その会社で楽しそうにしているのを聞いて強いコンプレックスを感じたそう。
さらに、現在本郷さんが付き合っている女性が、大学時代Gさんが密かに思いを寄せていた相手だと知り、悔しさと怒りがこみ上げてきたというのが理由でした。最後には、大学時代から嫌いだったとまで宣言をされ、本郷さんはGさんからLINEをブロックされてしまったのです。
「俺が何か気に障ることを言ったとか、してしまったということならまだ納得できたんです。でも、Gの主張だと一方的にイライラされ、一方的に嫌われていたということしかわからなくて。結局大学時代に俺を嫌っていた理由もわからず、どうすればよかったのか今でもわかりません」
このやり取りの翌日、最初にIDが晒されていることを教えてくれた友人経由で、GがSNSのアカウントや掲示板への書き込みを削除したことが確認できました。しかし、多くのモヤモヤが残ったままGとの関係が終わったことは、今でも本郷さんを悩ませているそうです。
<TEXT/つる>