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転職するのに36万円。異色の「キャリアトレーニング」に若者が集うワケ

学び

36万円は人生の投資として決して高くない

 新型コロナウイルスの感染拡大する以前は転職市場も活発だった。その一方で「希望を伝えても見当違いな仕事ばかり紹介され、手当たり次第に会社を受けて、納得感いかないまま落とされ続けた」といった転職体験談も巷ではよく聞かれる。

 ポジウィルが設定する転職活動における「60日間36万円」は、果たして人生の投資として適正価格なのだろうか。

「なぜ評価されていないのか、希望する求人を紹介されないのか、誰も説明してくれないことがそもそも日本社会の闇だと思っています。やりたい仕事とやれる仕事は確かに違いますが、本当にやりたい仕事があれば、そこにつけるようになってほしい。

 弊社では現在までの経験も踏まえ、その目標のためにどんなマイルストーンを置いて、今は何を頑張っていくべきか、整理してキャリアプランを提案しています。36万円は人生の投資として決して高くないと思います」(金井氏)

SNSを見ることで“隣の芝が青い”現象が

ゲキサポ

ビデオチャットで「キャリアトレーニング」を実施

「ゲキサポ!キャリア」ではLINEによる無制限のチャット相談サービスの体制を整えているという。

 職務経歴書・履歴書サポートなども行うほか、60分/週1回のビデオチャットで自己分析や面接対策、業界研究を行う「キャリアトレーニング」を実施。特に注力しているのが、コーチングなどの手法を活用した独自の自己分析支援だ。

「典型的なユーザー像としては地方出身で学生時代から勉強や部活も頑張って、MARCH以上の大学から大企業に入社したものの、会社で埋もれていると感じている方が比較的多いです。

 そういう状況でSNSを見ていると“隣の芝が青い”現象が毎日起きて、何を価値基準に信じたらいいのか、そもそも自分が何をやりたいか、わからないという相談も多い。就活の現状として本人の特性と仕事内容のミスマッチが普通に起きているとも感じていて、その歪みを解消していくことを大切にしています」(金井氏)

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