「定期的に行なわれる会議」を英語2語で伝えられる?
Standは「立つ」という意味。Please stand up.「立ってください」とPlease sit down.「座ってください」はもしかすると中学校の授業などで実際に使ったことがあるかもしれません。
しかし、「Stand = 立つ」の公式は、英語のネイティブスピーカーにとってはあまり存在していません。
Standは「自らその場でじっとしている」というニュアンスのほうが強いです。椅子の力を借りて座るのではなく、人として自然な姿は直立姿勢。
動いてしまえば、それはStandではありません。Walk「歩く」かもしれませんし、Fidget「もぞもぞする」かもしれません。Keep standing. Don’t fidget.「もぞもぞしていないで、立っていなさい」からわかる通り、ソワソワしているのはStandではないのです。
【第72回】Standの本当の意味
その場で動かないでいるニュアンスが理解できれば、Standを色々なシーンで使えるでしょう。例えば大雨が降って、あちらこちらに水たまりができているとします。
水たまりはPuddleといいますが、そこにある水はStanding waterと言います。地面に吸収されることも、蒸発することもなく(実際には少しずつ吸収、蒸発されているのですが)、その場にあり続ける水ですから、Standを使うのです。
川の様に流れている水はStanding waterではありません。よく、池などの水たまりは蚊が発生するといいますが、そういった時にもStanding waterが使われます。
「Stand-up meeting」会議とは?
また、会社で「毎週火曜日の朝10時から1時間」のように定期的に行われる会議があるでしょう。このような会議はStanding meetingと言います。
皆さんのスケジュール帳で毎週同じ場所から動かずに存在している会議ですから、Standingです。実際にはこのような会議の多くは効率が悪いようで、悪しき会議の例として使われることが多いですが、知っていると便利な表現です。
また、Stand-up meetingという会議もあります。これは椅子を使わずに皆が立ったまま行う会議。長時間立っていると疲れますので、短時間で効率よく会議が進むようにするためのアイデアのようです。