確定申告で副業が会社にバレる?会社員が知っておきたいマネーの基礎
動画編集だけじゃない!役立つ副業は?
――なるほど。流行りの技術は将来役立つかもしれませんしね。ほかにもありますか?
大河内:せどりも、商いの基礎を学べるのでおすすめです。まずは自分が持ってる不用品をメルカリで売るのもいいです。そうすると、給料以外のお金が入ってくる成功体験が得られるので、あとはそれを積み重ねるだけです。
給料以外の収入がない人って、1年先の貯金残高が予測できてしまいますよね。それって実はめちゃめちゃ寂しいことって思いません? 給料以外の収入があると、一気に嬉しくなりますよ。
失敗した経験も将来生きてくる
――大河内さん自身は副業の経験はあるのですか?
大河内:僕も税理士法人に勤めてた会社員の頃、将来の独立資金を稼ぐために副業してました。
僕がやってたのはアフィリエイトと、円高だったので女性アパレルの輸入販売です。グローバルなせどりですよね。輸入する時に「関税かからないで、かからないで」って祈りながら、運が悪く関税が発生してしまってガッカリする…そんなことやってました。
そのときの経験って、今にめちゃくちゃ生かされてるんですよ。なぜなら税理士でマーケティングもできる人ってほぼいないからです。僕の発信の基礎はアフィリエイトブログにありますし、副業を通して仲間も増えました。なにか目的を持って副業すればモチベーションもあがりますよね。
<取材・文/栗林篤 撮影/詠シルバー祐真>
【大河内薫(おおこうち・かおる)】
税理士。株式会社ArtBiz代表取締役。日本大学芸術学部卒。Twitter:@k_art_u。「税知識をカジュアルに」をモットーに、YouTubeやTwitterで一般向けに税知識を発信。日本では稀な芸術学部出身の税理士として、クリエイターや芸術・芸能系のクライアントに特化。夢は税教育を義務教育に導入すること。YouTube「大河内薫の税金チャンネル」は登録12万人超。著書に『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』(SANCTUARY BOOKS)