確定申告で副業が会社にバレる?会社員が知っておきたいマネーの基礎
マイナンバーで副業が会社にバレる?
――会社に副業してることを知られたくない人もいます。たとえばマイナンバーからバレることはありますか?
大河内:一時期そう言われてましたが、マイナンバーで副業がバレることはないです。バレるとしたら2つ原因があって「住民税」と「リーク」です。どちらの可能性が高いかと言ったら、僕の経験上、リークなんです。
だから絶対に副業がバレたくない人は誰にも、たとえ家族にでも言わないことです。これでリークは防げます。
住民税は、年末調整と確定申告が終わった6月に会社に納付書が届くのですが、副業している分の住民税も発生します。その時に(会社側が)「あれ、なんか住民税高いな」と気づいてバレるロジックです。
ただ確定申告の際、「住民税の納付書は別々に発送して下さい」(「普通徴収」)というチェック欄がある。これで理論上は、給与所得は会社・副業所得は自宅に分けて納付書が発送されて、バレるのを防げるはずです。
あとは確定申告はヒューマンエラーがめっちゃ多いので、チェックする部分に付箋を張って文字を書くとか、事前に役所に確認電話するとかしたほうがいいです。ただ、会社の経理の方は、ほとんどがマニュアル通りに事務処理しているだけなので、意外と副業はバレないです。
サラリーマンにおすすめの副業は?
――サラリーマンに現時点で、おすすめの副業はありますか?
大河内:動画編集がいいと思います。これが未来永劫続けられる仕事だとは思いませんが、会社員が週末や夜にやって、それなりに結果が出せます。
今、YouTubeがとにかく盛り上がっていますが、動画編集初心者でも1~2か月本気で学べばテレビほどの編集クオリティは求められないYouTuber動画の編集がマスターできます。そこで、YouTuberから仕事を受注できると思います。
では、その肝心の動画編集をどうやって学ぶかというと、YouTubeです。「Premiere」「Final Cut Pro」という2大編集ソフトがありますが、使い方やテクニックが動画で上がってるので、それを見て学べばOKです。実際、僕のところにも「編集させてください」って営業がよく来ます。