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「仕事のつきあい飲み」は断っていい。返事をする前に考えるべきは…

暮らし

目的を明確化し、判断基準をもっておくこと

上司

 例えば職場の同僚に誘われたとしましょう。毎回毎回、顔を出しているなら「今回は行かなくてもいい」となるでしょう。逆に、断り続けているのなら「たまには顔を出して、人間関係をメンテナンスしておくか」という目的が生まれます。

 目的が明確ならば、その目的が達成されればいいので、その飲み会が楽しかろうが、そこは問題になりません。もし「楽しむ」という目的を設定するなら、「楽しめる」飲み会を厳選すればいいのです。

 つまり「目的が自分の中で明確なら参加する」「目的が見つからないなら断る」と、自分の中で判断基準をもつのです。

 そして、1日経って冷静に返答すれば、何の問題もありません。「ああ今日は飲み会か。憂鬱だな」と思ってしまうのは、そもそもの決め方に問題があったのでしょう。

<TEXT/小林弘幸>

順天堂大学医学部教授。スポーツ庁参与。1960年、埼玉県生まれ。日本初の便秘外来を開設した”腸のスペシャリスト”。著書に『不摂生でも病気にならない人の習慣』(小学館新書)など

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不摂生でも病気にならない人の習慣

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自律神経の名医が、働き盛りのビジネスパーソンから寄せられた32の不摂生な相談に対する「医学的に正しいリカバリー法」を、自身の経験も交えながら解説

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