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自粛ムードで「コロナ疲れ」…学生・大学教員は苦渋の決断<常見陽平>

学び

「もう、カレンダーなんかいらないんじゃないか」何度、そう言いたくなったことか。全部、コロナウイルスのせいである。2月下旬から公私ともに予定ががら空きになってきた。

カレンダー

※画像はイメージです(以下同じ)

 筆者は、大学教員をしながら評論活動をしている。ともに仕事のアポがどんどんなくなっている。2月、3月の講演の仕事は3本とんだ。いや、私はまだダメージが少ないほうだ。この期末、期初の時期は講演や研修などが多い時期で、講師業をしている方の仕事のダメージを想像すると絶句する。

就活も卒業式も吹き飛んだ?

 大学関連の予定も、どんどんとんでいる。本学(千葉商科大学)では2月下旬から学生に対して「学生が参加する教育活動及び課外活動を中止とします。また、通学による感染リスクを考慮し、学生は大学への登校を見合わせてください」と告知している。

 キャンパスから学生がいなくなってしまった。もちろん、春休みではあるのだが、3年生のゼミの研究指導や、進路指導を対面では行うことができなくなってしまった。

 もっとも、本学は社会科学系の総合大学であり、これでもダメージが少ないほうである。理系、芸術系など大学に行かなければ研究活動が困難な大学・学部でも入構制限が行われていることがあり、学生は困っている。

 本学は教職員が学内に入ることができる。大学によっては、教職員を含めて入構禁止日を設けた大学もある。なお、職員に関しては時差通勤となっており、そのため学内の各種窓口はいつもより遅い時間から開くことになっている。

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