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東京メトロの駅に「個室型ワークスペース」登場。テレワークにも使えそう

ビジネス

申し込みには会員登録が必要

CocoDesk

CocoDeskの利用方法(提供:東京地下鉄)

 CocoDeskを利用するには、富士ゼロックスのホームページにアクセスし、会員登録が必要である。その際、法人契約もしくは個人契約のいずれかを選択する。決済はクレジットカードのみで、現金や交通系ICカードには対応していない(交通系ICカード決済については、今後検討予定)。

 登録後、スマホなどを使い予約サイトにログイン。東京メトロ設置駅のCocoDeskを探す。利用可能時間は7時00分から22時00分まで。空いている時間帯を15分単位で予約する。利用料金は15分250円(税別)で、最大4時間まで予約できる。また、法人契約の場合、利用料金とは別に月額サービス利用基本料1,500円もプラスされる。

 瀬谷課長補佐によると、利用料金を15分250円に設定したのは、天井やエアコンの設置などにより機能を改善したこと、利用客のアンケート結果に基づいたという。

CocoDesk

CocoDeskでオフィスワークする人のイメージ(提供:東京地下鉄)

 予約先のCocoDeskに着いたら、スマホで解錠し、入室。利用中に延長することも可能で、先述通り最大4時間利用できる。例えば、予約時に15分設定した場合、中で最大3時間45分延長申請できる。

 なお、個室内のカギを一定時間かけないと「施錠します」(自動的にカギがかかる)、利用時間の終了が近づくと「予約時間終了1分前です」という音声案内が流れる。

 領収書については法人契約のみ発行可能。一方、個人契約の場合、クレジットカード会社の利用明細で代用する。

2020年3月末まで計10駅に設置予定

東京メトロ

東京メトロは1日約758万人が利用する首都東京の大動脈(写真は丸ノ内線)

 CocoDeskは、溜池山王駅(銀座線、南北線)、明治神宮前駅(千代田線、副都心線)、池袋駅(有楽町線)、六本木一丁目駅(南北線)、月島駅(有楽町線)、新宿三丁目駅(副都心線)の計6駅9台でスタート。2020年3月末までに市ケ谷駅(有楽町線、南北線)、後楽園駅(南北線)、赤坂駅(千代田線)、水天宮前駅(半蔵門線)にも設置される予定である。

 東京メトロでは最終的に100台導入の計画をたてているという。また、富士ゼロックスもビルナカ、街ナカなどに設置する意向を持っている。全国に設置されると、出張のビジネスマンなどに重宝される存在となっていくのではないだろうか。

【取材協力:東京地下鉄】

<取材・文/岸田法眼>

レイルウェイ・ライター。「Yahoo! セカンドライフ」の選抜サポーターに抜擢され、2007年にライターデビュー。以降、ムック『鉄道のテクノロジー』(三栄書房)『鉄道ファン』(交友社)や、ウェブサイト「WEBRONZA」(朝日新聞社)などに執筆。また、好角家の側面を持つ。著書に『波瀾万丈の車両』『東武鉄道大追跡』(アルファベータブックス刊)がある

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