正社員+2社で働く31歳女性の副業論「体調管理が課題に」
副業すると「体調管理が大変」?
――なるほど! 早起きのルーティーンができれば、副業の時間が確保できそうですね。その他にも副業の課題として「体調管理が大変」という声が上がっていました。
武井:たしかにスイッチングコストはかかりますね。本業と副業でやる領域が離れていると、スイッチの切り替えをするたび疲れを感じてしまい……。なので副業をはじめたばかりのときはアウトプットに時間がかかっていました。
今は思いつくままに作業するのではなく、ひとつひとつの作業を分担し整理してから取り組むように心がけています。
提供できること、挑戦したいことのバランス
――副業をしたいけれど、何からはじめていいかわからないという人はまず何から始めたらいいと思いますか?
武井:自分の専門性や経験を踏まえた“提供できること”と、今後挑戦してみたい仕事のふたつを言語化して発信をしてみてはいかがでしょうか。
ポイントは両者のバランスが取れていること。提供できることはあっても学びにならないのでは単なるスキルの切り売りとなってしまいますし、チャレンジしたいという気持ちだけでは企業にメリットがありません。
この2つを言語化できたら友人に話したりSNSで発信してみたらいかがでしょうか。周知をすることで仕事の機会を得やすくなると思います。
――最後に、これから副業を始めたいと思っている人に向けてアドバイスをお願いします。
武井:経験のない仕事を副業にしたらアウトプットの量も質も低く、成果を出すまでに時間がかかってしまうのでおすすめできません。本業で培ってきたことを棚卸して「できることベース」で考えてみてはどうでしょうか。
<TEXT/橋本岬>
【調査概要】
調査内容:女性の副業に関する意識調査
調査実施期間:2020年1月17日~1月20日
調査対象:関東に住む20代~40代の正社員の女性200人
調査手法:Webアンケート