ネトゲとTwitterで彼女を作った20代男子の後悔「デートが面倒なんです」
なぜ決断を急ぐのか?
オンラインゲームで出会った子とうまくいかなかった高校時代の経験を、省みたりはしなかったのでしょうか。
「はい、会わずして交際することには何のためらいもありませんでした。今回に関しては顔すら把握していませんでしたが、それでも相手への好意は少なからずありました。電話の感じも悪い子ではなさそうでしたし、私のことを好きと思ってくれていたので、付き合ってもいいかなと思ったんです」
お互いをよく知る前に付き合うという経験を重ねていますが、「早く彼女が欲しい」という焦りのようなものがあったのでしょうか?
「今こうして思い返すと、私は高校生の頃から盲目的だったのかもしれません。ただ、付き合った2人とも体の関係はなかった。デートをする前に付き合うというのは、僕自身が相手の外見や肉体的な相性を重視しないタイプだからかもしれません」
ネット上でうまく会話できたけど…
怖いもの知らずの金子さんですが、“デート離れ”には否定的な思いもあるそうです。
「やはり、勢いで交際したような人とはうまくいかないものですね。Twitterの子とも1か月ほどで別れてしまいました。意外にも相手の外見は自分好みだったのですが、初めて会ったときから会話が続きませんでした。
ネット上ではうまくコミュニケーションを取れても、現実ではなかなかうまくいかないものなのだと思い知らされました」
最後に金子さんは、自らの体験を踏まえて、こう語っていました。
「そんなの当たり前と言われてしまうかもしれませんが、後のことを考えるなら、できれば交際はデートを何度か重ねてから始めるべきだと思います。私も今後は会ってお互いの仲を深めることもしていこうと思ってます。
私はまり気にしないので落ち込んだりはしませんが、慎重な人や誠実な人は、失恋がトラウマになってしまうと聞くので……」
<取材・文/樋口曉利>