ネトゲとTwitterで彼女を作った20代男子の後悔「デートが面倒なんです」
インターネットの普及によるものなのか、「デート離れ」をしている若者が増えているのだとか。
中学生から大学生までの学生の恋愛観をまとめた報告書「青少年の性行動 第8回調査報告」(日本性教育協会)によると、大学生男子のデート経験率は2005~2017年にかけて減少傾向にあります。直近である2017年の調査では71.8%となっており、これは調査が開始された1974年以降、最低の数値となっています。
「高校生の頃からデートというものがよくわからず、今ではほとんどしなくなってしまった」と語るのは、都内私立大学に通う男子大学生、金子晴之さん(仮名)。
高校時代は男子校に通っていたものの、今までお付き合いした数は5人ほど。人並みに恋愛経験もあるようですが、どのようにしてデートから遠ざかってしまったのでしょうか?
オンラインゲームで面識のない女性と交際
一般的な交際までの流れは――デートを2、3回重ね、お互い気が合いそうだったら告白というもの。しかし、高校生だった金子さんは異なる経験をしたようです。
「高校3年生の頃、『荒野行動』という、チームを組んで相手と闘うスマホゲームにハマっていて、同じ高3の女の子と出会いました。会話しながら協力プレイができるボイスチャット機能がついており、たまたま同じチームになったのをきっかけに仲良くなりました」
回数を重ねるうちに、ゲームだけでなくプライベートの話もするように。LINE交換を経て、ゲーム外でも通話やチャットを頻繁にする仲になりました。
「数週間ほど連絡を取り合うと、お互いに相手のことが異性として気になり始めてきたので、顔写真を交換することになりました。顔は正直、タイプではなかったのですが、そこまで気にならなかったので、LINEで告白し、交際することになりました」
会う前に付き合うことには「抵抗がない」
会ったこともない人と付き合うことに抵抗はなかったのでしょうか。
「まったくなかったですね。それに、デートって、プランを考えなきゃいけなかったり、会話を繋げたりするのが苦手で、できればしたくないんですよ。
それにLINEでやりとりしていた段階でお互いに好意があることはわかっていたので『もう付き合えるじゃん』と舞い上がっていました。
デートをしてから付き合うなどといった“順序”みたいなものは面倒で。あの時の自分は、チャンスを逃したくないと焦っていたのかもしれません」