恋愛よりも猫が好き。20代男子が「合コン離れした」それぞれの理由
先輩のオラオラなノリにうんざり
「彼女ほしいし女の子も好きだけど、超人見知りなので、合コンは得意じゃないです。2対2くらいの少人数であれば何とか行けますが、先のことを約束するのも苦手だし、初対面の人と話すのも疲れます」
病院勤務のエンジニア・高川隆也さん(仮名・29歳)。上下ユニクロファッションに、天パ風のクリクリの髪と典型的なオタク風の外見ですが、実は「かつて合コンで彼女ができたことがある」と言います。
「社会人になりたての頃、先輩に誘われて何回か行きましたね。職場に女子がいないんで、いい出会いの機会になりました。ただ、付き合った相手が、先輩に『この子いいじゃん』『お前、この子担当な!』と押しつけられて、ノリで付き合ってしまったんです。すぐ別れてしまったんので、今でも本当に好きだったのか分からないです」
今は恋愛に積極的な女子も増えたようですが、高川さんは先輩に押し付けられて当時の彼女と付き合うことに。「こういう男性間の先輩・後輩的なノリがあるのも、合コンに行きたくなくなる理由です」と語ります。
「一度変な付き合い方をしてしまったせいか、今も彼女が欲しいかどうかよく分からないんです。これまでもマッチングアプリで知り合った女性と食事したことはありますが、ちゃんと誰かを好きになったことない気がします」
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今回話をきた3人に共通しているのは「アプリでの出会い経験がある」こと。三者三様の「合コン離れ」の理由でしたが、マッチングアプリの普及も大きな要因のひとつかもしれません。
<取材・文/白戸ミフル イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>