安倍首相「桜を見る会」の呆れた実態を、若者はどう見るべきか<ダースレイダー>
プレイヤーの名前をなぜ公開できないか
ダースレイダー:例えば「個人情報なので、誰が招待されたか、誰が来たかという感じでは答えられません」ていうことをよく言ってるんですけど、桜を見る会って、国が、日本にとって素晴らしい働きをした人たちの慰労のために毎年開いていて、昭和27年からずっと続いている風習なんですよね。
そういう人たちの名前を出せないっていうのがよくわかんない。例えば、『ドラクエウォーク』でメガモンスター倒したときに、活躍したプレイヤーが1位から3位まで出るんですけど、それと一緒で、活躍した国民をみんなに発表して、おめでとうって拍手する会なんで、そもそも参加したことを「言えない、言わない、言われたくない人」は参加してない会であるはず。
かつ、桜を見る会で検索すると、出るわ出るわ。「桜を見る会に行ってきました!」って楽しそうな写真が。なのに、追及されたら名前が出せないということは、マズい人が紛れ込んでんじゃないのと。
ま、そういう話になると思うんで、これを探していくとおもしろくなりますね。紛れ込んでちゃヤバそうな人の写真が逆にもう出てきてて「あれ、この人とこの人がセットで写真に写ってるってことはダメなんじゃないの?」みたいな。このゲームも非常にやりがいがありますね。
記者から見解を求められた官房副長官から「反社の皆さま」っていう言葉が出たこともありましたね。皆さまって付けたら何でも聞こえが良くなるんだったら、どんどん皆さま付けて「大麻で逮捕された皆さま」とか、全部皆さまって呼んでみるのも面白いゲームだったりして。
問題は「僕らのお金」で開催されていること
ダースレイダー:一番の問題は、僕らが課金したお金で開催されてるっていうことなんですよ。僕らがゲームをやるために課金した、ガチャを回すために課金したお金で。
僕らなんかしょぼいアイテムしかもらえてないのに、同じお金ででっかい桜を見る。新宿御苑を貸し切って、1万8000人もの人が、飲めや歌えやの大騒ぎをしていると。これ、誰のお金かというと、僕らのお金なんですよね。
ルール上、それってありなのかということを、現実をゲームとして考えてみると、やっぱり疑問。
ゲームのためにお金をいっぱい使っているのに、一部の人だけがそれで楽しい思いをしているってなったら、「あれ? これ同じ条件で参加しているんじゃないの?」っていうことになると思うんで。