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深夜LINEで20代女子が不眠症に「お願い寝かせて…」

暮らし

鳴りやまない真夜中のLINE

 瀬戸さんはいくらBさんとの話が盛り上がっても、翌日の仕事に影響しないよう夜中0時くらいまでに寝るよう心がけていました。しかし、Bさんが徐々に夜型の生活に瀬戸さんを巻き込み、0時を過ぎてもLINEを送ってくることが増えていったのです。

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「おやすみなさいってLINEをした後でも、BさんからのLINEが鳴ることが増えました。気にしないようにしてはいるんですが、先輩からのLINEということもあり、無視できなくて……できるだけ夜中でも返信するようにしていました」

 夜中のLINEに対応することで、瀬戸さんは寝不足の日が増えていきます。LINEを気にするせいで、徐々に眠れなくなり、不眠症のような状態になっていったのです。

「一度やんわりBさんにも夜中のLINEは厳しいことを話したんですが、あまり上手く伝えられなかったみたいで。結局そのあとも真夜中にくるLINEは止まりませんでした」

耐えられなかった睡眠不足

 そんな日々が続いたある日、瀬戸さんはついに体調を崩し会社で倒れてしまいました。

「倒れたといってもめまいでふらっとして倒れこんでしまっただけなんですが、多分寝不足が続いて限界だったんだと思います。気づいたら床にいたので自分でもびっくりしましたし、周りに同僚が集まっててきて恥ずかしかったです」

 その日は早退をした瀬戸さんでしたが、Bさんはほかの先輩経由で倒れたことを知ったようで謝罪のLINEをしてきました。そして、その日から真夜中のLINEをしてくることはなくなったそう。

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「その日からスマホはベッドから話した場所において寝るようにして、以前と同じ時間にベッドに入るようにしました。しばらくは眠れなかったり夜中に起きてしまったりということがあったのですが、今はきちんと眠れるようになっています。Bさんも悪気があって夜中にLINEを送ってきていたのではなかったですし、今でもオタク友達として仲良くしてもらっています」

 先輩という気を遣う相手だったことからLINEの時間について強く言えなかった瀬戸さん。そのこともBさんは理解し、夜中のLINEは一切送ってこなくなったということでした。

<TEXT/つる>

食べること、お酒、音楽、辛いものが大好き。30代になっても派手髪から抜け出せません。外に出るのはお酒が待っている時だけという姿勢を崩さず、今日も適当に生きています

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