驚きの500%も…プロ野球“年俸アップ率”ベスト5。2位はヤクルト村上宗隆
1位 高木京介(30歳、巨人)500%アップ
年俸:500万円→3000万円
2016年3月に野球賭博関与により、契約を解除された高木京介。1年間の失格処分を経て、育成選手として巨人と再契約を結ぶ。野球賭博で失格処分となった選手が現役復帰する初めてのケースとなった。
復帰後は、自由契約の憂き目に合うなど、めぼしい活躍を見せることができなかったが、今季は球団史上最高の500%アップで契約を更改。どん底から這い上がった1年になった。自己最多となる55試合登板、10ホールドを記録し、ブルペンを支える存在としてリーグ優勝に大きく貢献している。
また通算165試合目にして初黒星を喫したことでも大きな注目を集めた。とはいえ、ワンポイントやイニングを跨ぐ場面でのリリーフといった、さまざまなパターンに柔軟に対応。2020年もフル回転で、ゲームの終盤を任せられることが予想されている。
紆余曲折を経て蘇った左腕は、1年を通して大車輪の働きを誓う。
<TEXT/佐藤文孝>