整形地獄にハマった元アイドルの主張「泣きながら“張ったエラ”を殴り続けた…」
体重は40キロを切るまでに。心配されたものの…
3週間ほどして腫れの引いた私の輪郭はまさに理想の形。筋肉を切除したせいか、顔は麻痺したままでしたけど、「やって良かった」と心底思いました。
けれども満足感とは裏腹に、顔への誹謗中傷はどうしても尽きません。
「何がいけないのだろうか。鷲鼻だからブスなのかな」と結論づけた私は、次は鼻を治すことにして、芸能の仕事のない日は、毎日バイトに精を出す日々に。激務に加え、ほぼ食べずに過ごしたせいもあって、身長160センチで48キロだった体重が40キロを切るまでになります。
当然本業であるグラビアで、ファンの人に「痩せすぎだ」と心配されましたが、そんな声は無視。顔を変えることに執着しすぎて、「もう1度アイドルで有名」になるという夢を気づけば疎かにしていました。
見違えるような高く美しい鼻に
家族や友人たちにも手術のことは気づかれませんでしたが、あまりの痩せ具合にとても心配されました。しかし当時の私はもう止まれません。お金も貯まってきたので、再度渡韓し、40万円を支払って鼻の手術を行うことにしました。
「これで私の理想の鼻になりますか?」
「絶対に理想の鼻にします」
そう自信満々に言った先生の言葉に安心しましたが、今まで稼いだ時間、苦労を思うとお金を渡すときに手が震えました。人生2度目の手術台では、前回よりは心なしかリラックスでき、鷲鼻の部分を削り、鼻先には自分の軟骨を移植するという手術に臨みました。
術後すぐは鼻に溜まった血が詰まって息もできなかったものの、ギプスを外してみると、腫れてはいましたが見違えるような高く美しい鼻に。私は感動しきりでした。