早大休学してAV男優を目指す20歳の夢に、他人がお金を出す理由
稼げど稼げど、暮らしはラクにならざる時代。もはや自分の力だけで生きていくのは限界が来ているのかもしれない。そんな中「余ったお金や資産を分け合う」「お金があるところから引っ張る」という“他人のお金任せ”な新潮流が誕生。新たな時代を生き抜く術を紹介する!
AV男優を目指す大学生の物語
「日本一のAV男優を目指したい。しみけんさんを超えてみせます」
早稲田大学文学部3年(現在休学中)の篠塚康介さんはこう宣言し、ベーシックインカムシネマズ社が一年間提供する、月額20万円のベーシックインカムに応募。見事500人の中から第1号受給者に選ばれた。
’19年1月、ブログに風俗ネタを書いたところ好評で、続けるうちに「心の底からエロが好き」と気づいた。そして、この道を究めるには仕事にすること、AV男優になることだと決心。
現在は7月から支給されている20万円を筋トレ費用やAV業界関係者と会う交通費、自身のメディア運営費などに充てている。他方、会社は彼がAV男優を目指す道のりをドキュメンタリー映画にして配信している。
「インカムが支給される前の6月、AV男優になることをカミングアウトしたら母親に家を追い出されてホームレスに。仕方なくツイッターで『家に泊めてください』『ご飯奢ってください』と書いたらものすごい数のDMが来ました」
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