元キャバ嬢が8000万円営業ウーマンに。異色の「転職サイト」の舞台裏
経歴に対する偏見をなくしたい
――坪嶋さん自身も転職で苦労したようですが。
坪嶋:僕自身もそうだったんで、ナイトワーカーへの偏見を感じることは多いですが、「俺でも転職できたんだから君にもできる」って思いはありますね。いずれは経歴に対する偏見をなくしたくて、そのためにも成功事例をひたすら作る。今、大阪に支社があって、2020年には福岡、次は仙台と、歓楽街があるエリアに1年に1つは支社を出すと決めています。
――最後に、若くして経営者として活躍する秘訣を教えてください。
坪嶋:何かをするのに自分のためだけにしてはいけないと思っていて。それだと、何をしても自分にしか迷惑がかからないから、すぐ諦めちゃうんです。すべての行動は誰かのためだと結びつけたほうがいい。
あとは自分の中での1本の芯を曲げないこと。ナイトワーカーの転職支援ですが、自信を持ってセールスするようにしています。ここで営業相手に媚びてしまうと、かえって女の子への偏見を助長することになってしまう。だから厳しいことをたまに言いますが、自信を持って、女性たちを社会に送り出してあげたいです。
<取材・文・撮影/シルバー井荻>