控室にバケツを置いて用を足した伊集院光

やきそば：それこそ、蒼井優さんと結婚しても、変わらず卑下し続けてる（笑）。「不毛な議論」（TBSラジオ）の初期のころは「どんなに忙しくても週1回は必ずネタ探しのため遊びに行っていた」という逸話もありますね。熱の入れ方がハンパじゃないんですよ。

建部：伊集院（光）さんにも、「深夜の馬鹿力」（TBSラジオ）の本番前、「（はがきチェックのために）トイレに行く時間も惜しい」ということで控室にバケツを置いて用を足していた、という伝説がありました。

やきそば：さすがにちょっと怖い気も。

建部：はい。ちょっと怖いです（笑）。

お気に入り作家が担当してる番組を選んで聴く

建部さんのカレンダーアプリには、ラジオの放送予定がびっしり

――膨大な数があるラジオ番組。面白い番組を効率よく見つけるには？

やきそば：放送作家で選ぶのもおすすめですよ！ 色々聴いていき、お気に入りの作家を作ります。そのお気に入り作家が担当してる番組を選んで聴くんです。常連リスナーも付いてくる場合がほとんどで、番組選びの打率が上がります。今、アツい作家さんで言うと、有吉さん、アルコ＆ピース、三四郎なんかを担当してらっしゃる福田（卓也）さん。彼の担当番組は面白いです。

建部：ラジオをめちゃくちゃ聴いていて、目利きのある「カリスマ素人」みたいな人がたくさんSNSにいて、僕はそういう方たちの意見を参考にすることがありますね。あとは面白い投稿をするはがき職人の方の発言をチェックしたり。

『MONOQLO』誌面でも「はがき職人座談会」のコーナーを組みましたが、はがき職人の方は面白いですよ。「阿佐ヶ谷ロフトA」で「はがき職人ナイト」ってイベントが催されてたりもします。でも、それこそ「やきそばさんが聴いてるから」で選ぶ人も多いんじゃないんですか？ ラジオやってっしゃるから。

やきそば：ありがたいことに、そういうお声もいただくこともあります。ちなみに、MBSラジオの番組『次は～新福島！』で、全国の面白いラジオ番組を紹介するコーナー「やきそばかおるの全国ラジオキコウ！」をやってます。毎回、どの番組ををどのように紹介するのか、話の組み立て方を考えるので勉強になります。聴くのとしゃべるのとでは違いますから。