名刺交換は片手でもOK?名刺で気をつけたい5つの点
知っているようで意外と知らない社会人のビジネスマナー。社会人になりたての頃ならまだしも、入社して3年過ぎても知らなかったり、間違ったマナーを覚えていたりすると、思わぬタイミングで恥をかくことになりますよ!
今回は「名刺交換」について、人財育成や企業コンサルティング、研修、講演や、メディア出演、NHK大河ドラマなどのマナー指導なども行い、28万部の『お仕事のマナーとコツ』(学研)、『かつてない結果を導く 超「接待」術』(青春出版社)など国内外で85冊以上もの著書、監修本もある西出ひろ子氏に、現場で使えて役立つビジネスマナーについて話を聞きました。
名刺交換のシチュエーションでは、どのようなマナーが正しいのか? みなさんも一緒に考えてみてください。
名刺交換5つのチェックポイント
「名刺交換」はビジネスシーンにおけるコミュニケーションの出発点です。第一印象でつまずかないためにも、正しい名刺交換のマナーを習得しましょう。
名刺交換の原則は、テーブルなどを挟まずに、名刺入れと名刺は、胸の高さの位置で取り扱うこと。そして、お互いが向き合い、立った上体で行うのがマナーです。ビジネスシーンではお互いが名乗り合い同時に交換をする「同時交換」が一般的です。ここでは、「同時交換」における5つの基本手順をお伝えします。
1. 名刺の取り出し方
すぐに名刺交換ができるように、訪問者は、カバンの中から取り出しておきます。訪問される側も同様にすぐに交換ができるよう準備しておきます。名刺入れと名刺は、胸の高さでもち、名乗るのは、訪問した側(あるいは目下側)から先に会社名と名前を乗ります。
2. 名刺の渡し方
自分の名刺を相手側から読める方向に向けます。左手に名刺入れをもち、右手で名刺を差し出し、互いに相手の名刺入れの上に置きます。名刺を差し出す際、自分の名刺が相手の名刺より上の位置にならないように注意するのがポイント。相手を敬う謙虚な気持ちを表現していることになります。