2019年「20代の印象に残ったニュース」ベスト10。ラグビー、令和改元…
3位:京都アニメーション放火事件(42票)
『涼宮ハルヒの憂鬱』『けいおん!』など、日本を代表するアニメーション作品を生み出している京都アニメーション。7月に京都市伏見区にある第1スタジオが放火され、当時建物内にいた36人が死亡、33人が重軽傷を負った痛ましい事件は、世界中のアニメファンに強い衝撃と悲しみを与えました。
事件直後にはSNSで「#PrayForKyoani」というハッシュタグとともに追悼メッセージが投稿され、京都府や京都アニメーションが設置していた口座には日本国外から約32億円の義援金が寄せられました。
2位:首里城火災(45票)
10月31日未明、沖縄県那覇市に所在し、世界文化遺産に認定されている首里城が原因不明の火災により全焼する事故が発生しました。1429年から存在する首里城はこれまでに4回焼失しており、今回が5度目の火災。
1945年の太平洋戦争の沖縄戦で焼失後、30年にもわたる復元工事が今年1月に完了したばかりなだけに、地元住民を中心に悲しみの声が広がりました。
火災原因については現在も調査中ですが、発生当時はさまざまなデマ情報が流れて混乱が生まれたことも記憶に新しいです。事故発生時の情報の取り扱いには十分な注意が必要です。
世界遺産活動を行うユネスコは、首里城の文化遺産登録を継続するとともに、復旧に向けて協力していく姿勢を見せました。寄付金も全国から寄せられており、11月18日には首里城再建へ向けた専門チームも発足しています。