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SNSで「#年収500万」が論争に。アラサー男女の思う“普通の男”の条件とは

コラム

「一般的な“普通の男”」に関するツイートが注目を集めています。2019年11月、とあるバラエティ番組で、女性が求める結婚の条件に「正社員」「清潔感がある」などと紹介されたことです。

500万円

※画像はイメージです。(以下同じ)

 その条件なかに「年収500万円」というワードがあり、ネットではその画像が拡散され、「#年収500万」というハッシュタグがTwitterのトレンド入りしました。

 また、タレントの武井壮さんも11月21日、これを受けてか、ツイッターを更新。「究極の選択」としたアンケートで、「(1)年収5000万だけど飯は一生塩おにぎり、昆布とふりかけは付けてもいい」「(2)年収500万だけど飯はどの店も無料で食べ放題」のどちらがよいか回答を募りました。

「一般的な普通の男」の他の条件は

 注目を集めたツイートで紹介された「一般的な“普通の男”」の条件は次のようなものでした。

・年収500万円以上
・大卒
・身長170cm以上
・正社員
・長男以外
・清潔感がある
・常識やマナーがきちんとしている

 正社員、清潔感、常識やマナーは本人の意思で変えることができます。しかし、生まれる順番が何番目になるのかは、出生前から決まっていることで、どうやっても変えられるものではありません。ここでは「年収500万」と「長男以外」にスポットを当て、30代前後の男女に話を聞いてみることにしました。

なぜ「#年収500万」が注目されてしまったのか

給与明細

 国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」によると、平成30年の時点での平均年収は20代前半男性で284万円、20代後半男性で404万円でした。

 つまり、上記の「普通の男」の条件には届いていない人がほとんど。年収500万円以上というのも、平均よりも高い収入にあたります。年収500万円という金額が平均的な年収と乖離しているゆえに、「#年収500万」に注目が集まったようです。

 既婚男性のAさん(29歳)は「子どもがいても生活に困らないくらいの収入を求めているのでは」と分析。単純に世間一般の平均年収を知らないだけという可能性もありますが、少しでも収入が多ければ将来的に安心だと考えているのかもしれません。

 ちなみに、独身女性Bさん(27歳)は「清潔感はマスト。ちゃんとしていれば正社員でなくてもフリーランスでもいい」と言います。身長や収入は「自分より稼いで、自分よりも背が高ければ」と、身長や収入が「自分以上」であれば、一定のラインを決めていない様子です。

 また、独身で婚活にも熱心な女性Cさん(31歳)は「私は400万円がラインかな」と語ります。平均年収よりはやや高い金額ですが、年収500万円よりは現実的ですね。

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