ピンとこない「2019新語・流行語大賞候補」20代・男女200人に聞いた
ワースト1「おむすびころりんクレーター」(回答数:132)
1位は、過半数がピンとこないというぶっちぎりの結果となりました。これは、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の惑星探査機「はやぶさ2」が、4月に小惑星・リュウグウに生成した人工クレーターの名称。
リュウグウの命名テーマは「子供たち向けの物語に出てくる名称」で、クレーターには他に「ウラシマ」や「キビダンゴ」といった名前も付けられています。ちなみに、日本語でも13文字と長いのに、アルファベットでは22文字(=Omusubi-Kororin crater)もあるのだとか。
こちらには「ノミネートされたのが一番謎だった」(28歳・女性)、「これを見て流行語は大人が決めるものじゃないなと思った」(23歳・男性)との辛辣な意見が寄せられています。
20代はスポーツより、オカネのことに敏感?
一方“ピンときている”言葉のトップは、「キャッシュレス/ポイント還元」(回答数:10)。僅差で並んだのが、「軽減税率」「〇〇ペイ」(ともに回答数:11)と、お金への関心の高さが伺えます。
もちろん、今年は平成から「令和」(回答数:10)へ変わり、「免許返納」(回答数:11)が話題になる高齢者ドライバーの事故が各地で起きました。
改めて「ピンときた?」と聞きなおしてみると、ノミネート30語からキチンと今年を振り返ることができ、大賞の選考が楽しみになりますね。
<TEXT/阿形美子>
【調査概要】
調査内容:「2019ユーキャン新語・流行語大賞」でピンとこない言葉
調査期間:2019年11月8日~2019年11月9日
調査対象:全国の20代男女200人
調査方法:(株)アンケートツール「QiQUMO」を使った調査