「月収120万でも貯金ゼロ」20代風俗スカウトマンが語る“ホリエモン的人生訓”
月収は多い時で120万円を超える
スカウトした女性から入る継続的なバックで、働かずとも暮らしていける程度には収入があるというOさん。路上に立つ時間などは特に定まっていないと語った。
「働くときは1日5時間くらい。決められた時間に働くのが苦手で。スケジュールが定められていると働く気がなくなるのですが、定められていないと暇で。結局働いてしまうんです。仕事は好きですし」
月収は多い時で120万円を超すのだという。しかし、驚くことに、貯金はほとんどしていないそうだ。
「100万円稼いだら80万円はギャンブルに突っ込んでましたね。いまはそんなバカなことはしていませんが。あと、家賃や携帯代などの固定費が30万円くらいかかる。食費も20万円くらいかかります。ほとんどUber Eatsでしかご飯は食べません。最近の目標は食費を10万円にすること」
20代の平均的な月収で送ることができる生活とはかけ離れた暮らしをしているからか、「いわゆる『ふつうのサラリーマン』みたいなことはもうできないかもしれないですね」と続けた。
徹底した実力主義の根底にあるもの
スカウトとキャッチを始めるまでOさんは、肉体労働系の派遣業やコンビニエンスストアのアルバイトに従事していた。当時の経験が、今の思想につながっているのだという。
「ずっとバイトしてたんですけど、どれだけ頑張っても周りと同じ給料で。『なんでこんなに頑張ってるのにみんなと同じ給料なんだろう』って思ってたんです。頑張った分だけお金がほしい。いつかサラリーマンになったとしても、年功序列は絶対に嫌です。実力が見てもらえる会社がいい。仕事ができる人が偉いですから」
徹底した実力主義を語るOさん。その根底には、小学校から高校まで続けたサッカーの影響があるという。
「不器用で、色んなことができないんです。何か新しいことをみんなで始めても、絶対に誰よりも下手。それが悔しくて。サッカーも最初はめちゃめちゃバカにされて……悔しくて、泣きながら一人で練習したんです。それで上手くなった。今の仕事も、最初は本当にできないヤツでした。周りからバカにされて、悔しくて、見返してやろうって思って……そしたら今くらい稼げるようになりました」
「とにかくバカにされるのが嫌いで、見返してやりたいんです。自分はたくさんのことはできないけど、1つのことに集中すれば誰にも負ける気はしないから」とOさんは言葉を接いだ。