「月収120万でも貯金ゼロ」20代風俗スカウトマンが語る“ホリエモン的人生訓”
「女の子を不幸にはしていない」
「悪いホストにのめり込んでいる女の子がいれば止めますね」と語るOさん。この業界に入って、キャッチやスカウトが女性を不幸にしているというイメージ自体が変わったのだと話した。
「すでに夜の仕事に就いている女の子に『いま働いているところよりも条件のいいお店に行きませんか』と話をするパターンが圧倒的に多いです。いま働いているお店が既に好条件なのであれば、『いいお店だから続けた方がいい。もし何かあったら連絡してほしい』と身を引きますね。女の子の目線から一番良い選択肢を提示するようにしています」
女性を不幸にするのではなく、より条件の良い働き口を紹介しているのだというOさん。スカウトした女性から、友人を紹介されることもあるのだという。
「条件の良いお店に移った女の子の信用を得て、友人を紹介してもらう。その子からも信用してもらって、また別の女の子を紹介してもらう……それの繰り返しです。だから、とてもじゃないけど無理やり働かせたり、嘘をついて店に入れるなんてできません。信用が全てですから」
バカなスカウトがいるのも事実
とはいえ、スカウトやキャッチにおける強引な声かけや罵声などが問題になっているのも事実。その疑問をぶつけると「稼げていないスカウトほどそういう問題行動をします」と返された。
「バカなスカウトは自分のことしか考えられていない。うまくいかなかったら感情をむき出しにする。目先の利益だけ追って、『いいからいいから』と女の子をお店に入れる。女の子を不幸にするようなやり方で稼いでいるスカウトがいるのもまた事実です」
そもそも、男性と比較すると女性の賃金が圧倒的に低く、望まないながらも夜の商売で働かざるを得ない女性が生まれている社会構造などについてはどう思っているのか? 私が質問すると、Oさんは少しだけ考えて、それから「そこまでは、ちょっと」とだけ言った。