渋谷ハロウィン、飲酒規制で「タピオカが人気」2日間の現場ルポ
26日の盛り上がりはイマイチ
26日、渋谷スクランブル交差点周辺は警察車両が並び、警察官が配備される厳戒態勢。横断歩道が青になると、一斉に渡る歩行者を黄色いロープで誘導する警察官の姿は最早おなじみの光景となっている。
ハロウィンウィーク週末であれば、例年は夕方辺りから徐々に仮装やコスプレをする人で賑わい始め、夜になるとハロウィンを楽しむ人出で渋谷はいっぱいになるはず……そう思っていた。ところが、実際に現場へ着いた夜21時の時点で、仮装やコスプレをしている人は少数。混雑はしていたもののハロウィンの様子を見たい野次馬の人たちが多数を占めているように感じた。
仮装やコスプレでそぞろ歩く若者
センター街に繰り出してみると、話題になったハロウィン仕様の「バーガーキング」前で仮装をした人同士で写真を撮る姿が見られた。幸い、センター街を進むにつれて徐々に仮装率が増えてきて、ハロウィンらしさを堪能できたが、例年に比べて仮装している人は圧倒的に少ない。
毎年参加している友人(30代、男性)曰く「やっぱり飲酒できないのが大きいのかも。例年と比べ盛り上がりに欠けている」とのこと。確かに、センター街周辺には、あちらこちらに警察やセキュリティの人たちが目を光らせている関係で、やたらと飲酒や騒ぎを起こせない雰囲気だ。
渋谷区が1億円投じて警備を強めるという前評判が手伝って、例年に比べると穏やかでおとなしさを感じるハロウィンウィークの一夜になった。