どっちが本音なの!? 20代男が女性に送ったLINEのギャップにドン引き
普段とLINEのギャップにショック
飲み会でショックを受けた尾形さんは、一次会が終わってすぐに帰宅します。帰宅中も緒方さんはRさんに言われた言葉を思い返しては悲しくなり、同期で一番仲のいい女性にもLINEで相談をしていました。
「家に着いてお風呂から出たら、LINEの通知が来ていたんです。見てみたらRさんでした。またひどいことを言われるのかと思って恐る恐る見てみたら、飲み会のときとはまるで正反対の言葉ばかりでした」
RさんからのLINEは「飲み会での言葉は本音ではない」「本当は尾形さんをとても評価していて尊敬もしている」など、飲み会での言葉からは想像ができないほど尾形さんを褒める言葉ばかりが並べられていたのです。
「文字でどんなにいいことを言われても、実際にぶつけられた言葉のショックが大きすぎて嬉しいなんて1ミリも思えませんでした。それに、LINE以外のRさんとLINEでのRさんとのギャップがありすぎて、本当がどちらなのかわからなくなってしまったんです」
普段の態度が悪いのはなぜ?
飲み会からLINEまでの一件があって以来、尾形さんは自然とRさんを避けてしまうように。積極的に話しかけることがなくなり、仕事上必要最低限の関わりだけになっていきました。
「しばらくしてから、同期の一人に呼び出しされたんです。『Rさんのことでちょっと話さない?』って言われて。仕事以外でも仲良くしていた相手だったので、ちょっと相談にも乗ってもらおうと思って、仕事が終わったあと待ち合わせをしました」
仕事が終わり待ち合わせ場所に向かった尾形さんは驚きました。そこには、Rさんの姿もあったからです。動揺した尾形さんでしたが、気まずいまま部署内で過ごすのはどうかと思い始めていたこともあり、Rさんと話すことを決意しました。
「席についた瞬間、Rさんがものすごい勢いで謝ってきたんです。そして続けて『あなたのことが好きでそういう態度をとってしまった』と、告白? までされて……。あまりの展開に頭が真っ白になりました。でも、しばらく考えてRさんには、今までのことからその言葉すら本音なのかわからないと伝えました」
Rさんは最後まで尾形さんに謝り続け、最後には尾形さんも「これは本音なのかな」と思えたそうです。現在ではRさんのほうから話しかけてくれることも増え、以前より良好な関係が築けているとのことでした。
<TEXT/つる>