29歳日本人スタッフが語る“台湾野球”の魅力。チアリーダーと一体になって応援
日本の野球ファンにも観戦してもらいたい
――現在の劉玠廷社長への評価は?
礒江:自分の会社の社長なので誉めにくいのですが、観客数が低迷していた時期に、いろいろな改革を行った手腕は認められているようです。2012年に韓国で行われたアジアシリーズで、電子音楽やチアリーダーを使った応援スタイルを見て、台湾風にアレンジして取り入れました。
2013年以降もイベントも積極的にしかけて動員数を回復させました。肯定的な声が多かったので、新しい経営陣にも良い部分は引き継いでもらえたらと思います。
――新しくチームが生まれ変わることへの期待は?
礒江:これをきっかけに日本の野球ファンの方々に、台湾野球にも興味を持ってもらい、旅行で台湾を訪れた時などに観戦してもらえたらうれしいです。最初はかわいいチアリーダーやイケメン選手をきっかけにしてもらってもいいと思いますし、日本の野球とは違う雰囲気を楽しんでもらえたら有難いです。(本拠地である)桃園国際野球場は桃園空港から電車で20分で着くので、到着日にそのまま見に来たり、深夜便で帰国する前にナイターを観戦したりもできますよ。
=====
楽天傘下の新球団は、2020年3月下旬から始まる前期シーズンから始動開始となる予定だ。礒江さんが魅了された台湾野球、一度見に行くのも面白いかも。
<取材・文・撮影/西谷格>