若手ビジネスマンのスーツ着こなし術。失敗しがちなネクタイは…
新人研修の頃はリクルートスーツを着ていた同期たちも、入社1~3年から、徐々にスーツの着こなしが変化します。ただ、その差はごくわずかなところからスタートするため、違いに気づくころには、年次が近い同僚間で差が開いているのです。
とはいえ、こなれたスーツの着こなしを研修で教わる機会もないため、着こなしの悩みは尽きません。たとえ「どこから手を付けていいのか」ということや「どこまで許容されるのか」というところまで様々です。
スーツの着こなしで失敗しない工夫を『真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)の著者、森井良行氏がお伝えします。
3種類の紺色を使い分けること
ビジネスファッションの基本色ともいえる「紺色」。リクルートスーツで馴染みがあるダークネイビー以外にも、「ライトネイビー」「グレイッシュネイビー」といった紺の種類があることは意外と知られていません。
青みが強いライトネイビーは活発な印象に見えますし、グレー掛かったグレイッシュネイビーは柔らかい印象に見えます。つまり、リクルートスーツを脱却する一歩目は「ダークネイビー以外の紺色スーツを選び、こなれ感をだす」ことです。
脱・新人と言っても、派手すぎる着こなしは「生意気に映る」リスクが高いでしょう。なので、スーツの柄に着手するにはさじ加減が難しいのです。定番のストライプもスーツに入れる柄の強弱は感覚的なところがあります。
ビジネスの基本色の紺色であれば、ニュアンスを変えたとしてもオフィスに馴染むことは間違いありません。まさに、フレッシュマンから脱却するはじめの一歩なのです。
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