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関西電力「原発マネー」問題。社員が感じる組織への不満とは

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「先行きが見通せないのにアグラをかいている」

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 こういった組織の体制を批判する口コミはほかにもある。

「本店は自部門の事しか考えていない。現場は既得権を振り回して変化を嫌がる。先行きが見通せないのに、まだまだ『アグラをかいてる』人が多い。無駄な出張、会議、打ち合わせのオンパレード。総務、経理、購買は自分たちの雑多な仕事を現場に押し付けてる。そのくせ、セルフチェックという名目で、指導という名目の文句を言ってくる。総体的に変化を嫌がる会社なので、やりがいはない」(総務/40代前半男性/正社員/年収600万円/2016年度)
 
 否定的な内容の口コミが2つ続いてしまったが、良い声もある。最後に紹介するのは残業時間について触れられている口コミである。

「本社、支社ともに多い人で30~40時間。40時間以上になると上司の管理が厳しくなるので、それを超えることは少ないです。本店では平均すると夜7時から8時に帰る人が多い。ただし人事や営業など忙しい部署はそれに限らず。停電やトラブルが起こらない限り、休日出勤も少ない。時給にすれば、他の業種よりかなりよいと思われます」(電気・電子回路設計/30代後半男性/正社員/年収850万円/2016年度に関する口コミ)

 今後は第三者委員会が設置され、より徹底した調査が行われることとなっている。役員の辞任で幕引きとはならず、疑惑の追及がより進んでいくことを願いたい。

<TEXT/菅谷圭祐 データ/キャリコネ(運営:グローバルウェイ)>

大学受験情報誌、IT情報サイトなどでライター経験を積み、2018年よりフリー。最近の趣味は休日の農業、リサイクル業も兼業
Twitter:@sugaya_keisuke

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