BNK48キャプテンが語る、アイドルと映画の両立「大変だった」
大変だったBNK48と映画の両立
――BNK48と映画の両立は大変だったのでは?
チャープラン:そのときはまだ大学生で、ワークショップと映画撮影合わせて6か月間はBNK48、大学、映画の三足の草鞋を履いていました。特にBNK48の「恋するフォーチュンクッキー」がヒットしていた頃でイベントがたくさんあり、朝は大学に行き、午後にアイドル活動、夜はワークショップか撮影という生活パターンで自分の時間はまったくありませんでしたね。
――それだけ忙しい活動をしていた頃は、この映画の主人公のように、自分が別の人間の体に入ったような気がしませんでした?
チャープラン:アイドルのときはいつもニコニコ笑ってフレッシュな気分でいなくてはいけませんが、ワークショップでは哀しみや恋心など複雑な感情を表現しなくてはいけません。BNK48のステージと映画のセットの間で、そういった感情のスイッチの切り替えが日に日に難しくなっていって、顔では笑っているけれど気分はお芝居を引きずって暗くなったり、落ち込む日も多くなったんです。
撮影中はBNK48のメンバーに「チャープラン、何か変わったんじゃない、大丈夫?」とよく心配されていましたが、撮影終了後は「やっと元のハッピーなチャープランに戻ったね」なんて言われました。どうやら、お芝居と実生活が上手く分けられなくなっていたみたいです。
実は超名門大出身リケジョで英語もペラペラ
――映画では科学オリンピックを目指す優秀な女子高生パイを演じていますが、タイの名門大学で化学を専攻していた、実生活のチャープランさんによく似ています。
チャープラン:そうですね、理系という意味ではよく似ていて、初めての役が自分と似ているところから始められたのはラッキーだったなと思います。うーん、パイというキャラクターの50~70%ぐらいが私かなぁ。
――そこですぐさま数字が出てくるところが理系っぽいですね!(笑)
チャープラン:パイのように勉強は好きでしたが、彼女のようにオリンピックに向けて他の人と競争するというよりは、私はどちらかというと実験室でマイペースに独りで実験するタイプかも。