日雇い派遣バイトの「勝手すぎる行動」音信不通、ドタキャンにア然
早ければ働いたその日にお給料がもらえる日雇い派遣バイト。仕事内容はピッキングや検品、コンサートスタッフなどさまざまで、学生からフリーターまで幅広い世代のスタッフが登録しています。
「派遣スタッフさんとはメールか電話でのやり取りが基本。本当にいろいろなことがありました」と語るのは、派遣コーディネーターとしてスタッフの派遣を行っていたことがある宮本佳恵さん(仮名・36歳)。そこで遭遇した登録スタッフとのトラブルを聞きました。
翌日の仕事を紹介したのに音信不通
スタッフとして登録するために来社したKさん(40代男性)。現在、仕事をしていないKさんは、「どんな仕事でもいい。明日からでも仕事がしたい」とやる気を見せてくれたそうです。宮本さんは早速、登録に来たその場で翌日の仕事を紹介しましたが……。
「派遣先から本部に連絡があったらしく、本部から私がいた支社に『Kさんが来ていない』と連絡が入りました。慌ててKさんの携帯電話に連絡しても着信拒否。固定電話を持っていない方だったので、そのまま音信不通です」
無職の状態で、前日には仕事に対する意欲を見せていたのに翌日には着信拒否。いったい何のために登録したのかと、宮本さんは首をかしげます。
繰り返すドタキャンの末に「もうやめます」
次は、控えめな印象の女子大生Aさん。大学が休みの土日を利用して不定期で働いていたAさんは、他の派遣コーディネーターから「遅刻・ドタキャンを繰り返しているので要注意人物」と噂されていました。
宮本さんとしてはそのようなスタッフに仕事を紹介したくなかったのですが、Aさんが自ら働きたいと連絡が来ている以上、紹介しないわけにはいきません。「必ず行くように」と約束しましたが後日、Aさんの出勤日に、やはり本部から連絡が来たそうです。
「正直、本部から『Aさんが来ていない』と連絡があったときは『やっぱりな』と思いました。Aさんの携帯電話に連絡をすると留守電。固定電話の番号にかけるとAさんの親が出て、自宅にいるという本人にかわってもらいました。電話で『行くって約束したじゃないですか!』と問い詰めたら、『わかりました、もうやめます』と即答。呆れて怒る気力もなくなりました」
仕事に対する姿勢があまりにも不真面目だったAさん。本当にそのまま辞めてしまったそうです。