合コンで会った20代男子が「LINEストーカー化」。その文面がキモすぎる
止まらないLINEの通知に恐怖
もちろん付き合っている意識などなかった小嶋さんは、同僚に事情を説明し、Mさんにも確認のためにLINEをしました。
「同僚にこんなことを言われたのだけど本当かという確認と、付き合っている意識はないということを伝えました。でもMさんから返ってきたのは『まだ周りに言わないほうがよかった?』という言葉で……私の話は聞いていないと感じました」
小嶋さんは話が通じないことが不安になり、合コンに参加していた女性たちに相談します。しかし、MさんからのLINEは日を追うごとに増え、小嶋さんが返信しなくても1日数十件のメッセージが送られてくるようになっていきました。さらに、内容は徐々に過激なほうに向かっていったそうです。
「初めは返信しなくても、その後、また別の話題が送られてくる感じだったんですが、『どうして返信しないの?』『昨日は何時に帰った?』『男と会ってるんだろ』という内容に変わっていきました。家から出る時は、全て連絡しろというような束縛する内容も増えてきて、どんどん恐怖感が生まれてきました」
妄想の恋愛には気をつけよう
仕事の日でも何十件というLINEがくることや、その内容に限界を迎えてしまった小嶋さんは、ついに合コンに参加したMさん以外のメンバー全員に、MさんとのLINEをスクショで送り、なんとかできないか相談しました。
「男性側はみんな申し訳なさそうで、なんだか相談したこちらが心苦しくなってしまいました。もともとMさんは人との距離感を掴むのが苦手なタイプだったらしく、社内でもMさんとの付き合いが苦手という人がいたそうです。そういうタイプの人は私の会社にもいたので『なるほど』とは思いました」
男性陣は「(Mさんに)話してみる」と言ってくれ、その翌日の夕方頃からLINEがこなくなったそうです。小嶋さんはホッとしましたが後日、男性陣から聞いたのは驚きの内容でした。
「私が相談してすぐ、男性陣は会社でMさんに注意してくれたそうです。でも、注意した瞬間、Mさんが大声を出して男性の1人に殴りかかり、周囲を巻き込むことになってしまったみたいで。私も、もっとちゃんとMさんと話すべきだったと反省しました」
Mさんは落ち着いてから男性陣に「小嶋さんのタイプや恋愛観が自分と一致していると感じて気持ちが盛り上がってしまった」と話したそう。妄想の恋愛と現実が混ざってしまったのはないでしょうか……。その後、LINEをブロックをして一切連絡をとり合わなくなったため、現在のMさんがどうなっているかは知らないそうです。
<TEXT/つる>