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元恋人と激しく求めあう大胆演技…瀧内公美が語る「就活と女優人生」

暮らし

ラッシュの電車に乗るのは無理だな

火口

――瀧内さんは本格デビューされたのが、大学を卒業された後ですよね。大学では教員免許も取られたそうですが、やっぱり女優になろうと後押ししたものは何だったのでしょう。

瀧内:一番は教育実習がツラかったからです。朝早く起きて、ラッシュの電車に乗るのは無理だなと(苦笑)。こんなに苦労するなら東京から富山に帰りますという気持ちになっちゃって。ちょうど凹んでいた帰り道、映画の撮影をしているところを通ったんです。

 エキストラの方も楽しそうにしていて、ここに参加したら人生変わるんじゃないかと思って参加したら、楽しかった。この仕事なら朝早く起きなくてもいいし、とも思いました。実際には通勤時間より早い仕事でしたが(笑)。

――もともと女優業への興味はおありだったんですよね?

瀧内:ありました。周りが就活でどんどん先が決まっていくなか、すっごく焦ってきて、興味があった女優という就活をしようと決めました。

女優業は最後の駆け込み寺だった

火口

――こちらがやっぱり自分には合っていると?

瀧内:合ってるかどうかは分かりませんでしたが、最後の駆け込み寺だと思って駆け込んでいきました。

――遅いスタートに入るかと思いますが、そこに関して思うことはありますか?

瀧内:母がいつも言っている言葉があるんです。「人生、何かを始めるのに遅いことなんて何ひとつないよ」と。たとえば、日常の小さなことを例に挙げるなら、「お父さんもお母さんも、この年齢でスマホを持ったよ」と(笑)。

 もっと大きなことであっても、いつから、何歳から始めてもいい。大事なのは始めた時期ではなくて、どういう気持ちで取り組むか。気持ちと覚悟を持って臨めば遅いことなんてないんだと。私もそう思っています。

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