1万円から始められる仮想通貨。リスクの低い「積立投資」の始め方
積立にオススメの仮想通貨銘柄は?
実際に仮想通貨での積立投資を始めようと思ったとき、どの通貨で積立をしたらいいかが問題になります。
ここでは、積立にオススメの仮想通貨銘柄をご紹介します。
積立をする仮想通貨の銘柄を選ぶときの注意点は主に2つあります。1つ目は、その通貨が長期で生き残るかどうか、2つ目は複数の通貨に投資するという点(分散投資の考え)です。
仮想通貨が日々乱立する中で、長期で投資を行う積立投資の場合、1つ目の視点は非常に重要なポイントです。
では紹介していきましょう。
■第1位:Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)
ビットコイン初のハードフォーク(互換性のないアップデート)によって誕生した仮想通貨です。2017年8月にビットコインからハードフォークをしてから、堅調に評価をあげている印象。
ビットコインと比較して、送金スピードの向上や手数料の軽減などのアップデートが加えられています。本家ビットコインの意思をつぐ決済通貨として、一部界隈ではビットコインキャッシュこそ“正統なビットコイン”と言われています。
■第2位:Ethereum(イーサリアム)
アルトコイン(=ビットコイン以外の仮想通貨のこと)の王者であるイーサリアムは、単に仮想通貨としてだけではなく、スマートコントラクト(自動契約)やさまざまな分散型アプリケーションの開発プラットフォームを提供する仮想通貨です。
仮想通貨の時価総額ランキング(記事執筆時点)では、ビットコインにつぐ第2位に位置しており、ビットコインが「ドル」だとしたら、イーサリアムは「ユーロ」といった立ち位置にいます。
アルトコインの中では、非常に安定した成長を見せており、積立投資をするのには向いている仮想通貨と言えます。
過去には、ハードフォークを引き起こす問題も発生するなど投資面では不安な面もありましたが、現在は基軸通貨として安定感のある仮想通貨といえるでしょう。
■第3位:Bitcoin(ビットコイン)
近頃は、いわゆるスケーラビリティ問題(=ビットコインの送金詰まりなどの障害問題)があり、あまりいい評判を聞かないビットコインですが、やはり基軸通貨として、その地位は絶対的なものがあります。
将来的には、仮想通貨のETF(上場投資信託)が誕生するとの噂もあり、それが実現すればビットコインの価格は1000万円にもなるとの噂もあります。
少しずつでも積み立てて保有しておくのに損はないでしょう。
■第4位:Ripple(リップル)
国際送金に革命を起こすとされているリップル。すでに複数の金融機関と提携を進め、着実に送金ネットワークの実現に向けてプロジェクトが進行しています。
2017年末には、一時イーサリアムを抜いて、時価総額が2位になるほどの実力を持つ仮想通貨です。
将来的に、リップルが構想する国際送金ネットワーク(リップルネットワーク)が実現し、各国で国際送金のブリッジ通貨としてリップルが使われるようになれば大きな値上がりが期待できそうです。
■第5位:NEM(ネム)
日本を含めたアジア圏で人気の仮想通貨です。ブロックチェーンのブロックの承認アルゴリズムにProof of Importanceと呼ばれる独自の承認アルゴリズムを採用している点が特徴になります。
これはビットコインやイーサリアムといった主要通貨とは異なる承認アルゴリズムで、仮想通貨を通して世界中に「富の平等=富の再分配」を実現するために生まれました。
日本でも、直近、コインチェックでのNEMの流出事件で知名度を上げましたが、結果的にその性能の高さも合間って、今後、評価が上がると考えている投資家が多い仮想通貨です。