無能な上司のもとで成長するには「上司をルフィーか、さんまさんだと思って」働くべし
多くの無能な上司は、
「上司には、進捗状況を知らせ、安心させてほしい」
「上司である私に対しては、尊敬の念を抱き、言うことを聞いてほしい」
と思っているものなのです。筆者はこれまで5万人をリストラし、6000人以上のリーダーを選抜してきましたが、この2つはすべての上司に共通でした。
完璧ではない状態で管理職になった上司もある意味、被害者ともいえるのです。
上司は漫画の「キャラ」だと割り切る
上司が無能と割り切るだけでは物事は前に進みません。
どうすればいいか。上司は「キャラ」だと割り切りましょう。『ワンピース』ではルフィ、サンジなど、それぞれが長所・短所があるなかで、協力し合ってひとつなぎの大秘宝、ワンピースを求めて旅をしています。
誰もが完璧ではありません。リーダーであるはずのルフィも敵によく捕まってしまい、ジンベエなどの仲間に助けられることもあります。キャラは人それぞれ違います。
どの超人系悪魔の実を食べたかで使える技は違います。「ゴムゴムの~」はゴムゴムの実を食べたルフィしか使えません。
キャラに応じた武器と、強くなり方があるのです。なので、ダメ上司は「そういうキャラである」と割り切れば一気にラクになります。キャラにはキャラにあった強くなり方があるのです。ダメ上司とあなたでは強くなり方が違うからしょうがないのです。
格闘技ゲームで「技」「力」「速」など、キャラの違いにより、使える技も武器も異なります。「速」のキャラが「力」の武器を使おうとしても重くて遅くなるし、力がないので使い切れないものです。
「技」なら「技」。「力」なら「力」として自分にあった技と武器を用いて強くなるしかないのです。ダメ上司は自分のキャラにあったやり方しか教えることができません。
「速」キャラの上司の技を「力」キャラのあなたが教わっても使えないのは当然だし、「速」上司は「力」キャラのあなたにあった技を教えることは難しいのだと割り切りましょう。