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無能な上司のもとで成長するには「上司をルフィーか、さんまさんだと思って」働くべし

学び

 入社、転職、異動。4月は職場環境が変わり、5月になるとその実態がわかり始める頃です。新しい職場で上司や仲間に恵まれればラッキーですが「こんなはずでは……」というブラック上司やダメ上司にあたると悲惨です。

 職場のストレス問題の8割は人間関係。その中で一番ストレスを与えるのは「上司との関係」という調査結果もあるくらいです。

 ダメとはいえ上司は上司。逆らうのは嫌われるだけで得策ではありません。しかし、ダメ上司の下で我慢し、耐え忍ばなくてはいけないわけではありません。

 実は簡単に解決できます。スパッと割り切ればいいのです。

上司には完璧を求めない
期待しないけど、馬鹿にしない

 という割り切ったスタンスを取れば全てがラクに速く楽しく進みだします。

そもそも上司の8割は「ムノウ」である

ショック ビジネスマン

※画像はイメージです(以下同じ)

 完璧な上司は存在しない。完璧な上司は宝くじに当たるよりちょっと率がいい程度なのです。「そもそも上司の8割以上はムノウ(無能)である」と、南カリフォルニア大学教授の教育学者ローレンス・J・ピーターは、調査結果を報告しています。

「人はそのポストをこなせないレベルまで昇進し、そのこなせないポストに留まる。なので、組織のあらゆるポストは、職責を果たせないムノウな人間によって占められる」

 そう、万年課長は係長までのレベルの能力しかなかった。課長としての職責を完璧にまっとうする能力がないのが普通ということを前提にすれば気持ちがラクになります。

 だからと言って、バカにするのはアウトです。上司は部下が馬鹿にするような素振りには敏感です。特に無能な上司ほど自分が周りからどう思われているに過敏に気にしているのです。

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