部長のおかげでウザLINEは激減！

　ところが、営業部長もいざ自分が彼からLINEを受け取る立場になると、メッセージのあまりの多さにイラッと来たとか。

　外回りから会社に戻ってきたK君に部長は、「マメに報告するのは結構だが、社員の裁量に任せていることまで上司に判断を仰ぐな。それは何も考えていないのと一緒で仕事を放棄しているのと同じだ」と叱責。社内でも厳しい人物と恐れられていた部長の一言にさすがのK君も気づいたそうです。

「部長からは事前に聞いていましたが、出張から戻ってきたらK君からも謝られました。そこまで頭を下げるほどのことではありませんが、以前のように1日30通のLINEが届くことはなくなったので助かりました。それでもほかの社員よりはメッセージの数は多いですし、どうでもいい内容のものもありますけどね」

　一方、部長からは「余計な仕事をさせるな！」と怒られたとか。

「業務報告や相談について指導するのも上司の役目だと言われました。最初は他人事のように『大目に見てやれ』とか全然違うことを言ってたのに（笑）」

　今はスマホやタブレットが普及し、出先でも上司に簡単にLINEやメールで相談できます。けど、だからこそ自分で考え、判断することを怠らないようにすることが大事なのではないでしょうか。

― 特集・20代男子がもらった／送ったウザLINE ―

＜TEXT／トシタカマサ＞