Aマッソが振り返る「焦燥感でライブに出ていた」フリー時代
ネット番組を地上波に!いろんな企画に挑戦
――今年行われた米粒写経さんとのライブで、加納さんが「ギネスはなんでもありだから嫌い。イグノーベル賞はボケようとした結果だから好き」と語ったそうですね。この言葉に「品がある」とマキタスポーツさんが褒めていました。
加納:嬉しいです! そんな品があるとか言っていただいて。ただ、テレビの話で言うと、品がないから「ひな壇に座るのは嫌やな」とかはほんまに思ってなくて。実際に自分が出演した番組を見返すと「私にこの能力はない」って痛感するんですよ。番組によっては、「こんなんやりたいな~」みたいなのはあるんですけどね。
――実際に『アメトーーク!』とかにも出演して「キャラ薄い芸人」をプレゼンされていましたが、手応えはいかがでした?
加納:難しかったな……自分のなかでは、分かりやすく「こういう芸人ですよ」って見せたつもりだったんですけど。うちらって普段まともなこと言うてへんのに、「キャラ薄い」から入るから、キャラ濃そうなことも言えへんっていうか(苦笑)。
村上:うちなんか一言もしゃべってない(苦笑)。だから技術ですよね、ぜんぶ(加納に)任し切ったっていう。1回しゃべったんですけど、噛んで小っちゃい声になって終わりでした。
どんどん“オファー待ち女”でいきたい
――今後、テレビでの露出の仕方を含め、活動のヴィジョンがあれば聞かせてください。
加納:今、静岡朝日テレビのネット番組『ゲラニチョビ』をやらせてもらっているんですけど、まずは地上波にもっていきたいです! ただ、これからは時代的にもいろいろできるし、テレビだけじゃなく、やったことない企画とかイベントにも挑戦して広がりをもたせたいですね。
村上:なんでもいっぱいやらされたい! 今後は、女優でも、声優でもどんどん来いの“オファー待ち女”でいきたいと思います。女のほうが許されることも多いし、楽やと思って生きてきましたけど。
<取材・文/鈴木旭 撮影/林 紘輝>
【Aマッソ】
ワタナベエンターテインメント所属、加納愛子と村上愛子のコンビ。公式YouTube「Aマッソ公式チャンネル」配信中。単独ライブ「欄編集長の逆接」(東京公演 8月30日、31日、伝承ホール。大阪公演 9月11日、12日)が開催