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海外から帰国したら「荷物がない!」夏休み“うっかり”事件簿

暮らし

 海外旅行に行くのに、LCC(格安航空会社)の便を使う人も多いと思います。ANAやJALなどの一般航空会社と比べると、目的地や時期、便の時間によっては半額以下で航空券が買えることもある、このコスパが一番のメリットです。

旅行 海外

※画像はイメージです(以下同じ)

 しかし、LCCを使っての旅行では、いくつか気をつけるべき点があります。

余裕をもって旅行を計画したはずが

 ベンチャー系マーケティング会社に勤める寺田正美さん(仮名・29歳)。夏は毎年、恋人との海外旅行を計画するそうです。

「2人で休みの予定を合わせて、夏は毎年、海外旅行に行っています。その年は、少し長めの休みが取れたので、渡航に時間がかかるから行けなかったアメリカ方面の国に行くことにしました。

 私も、彼氏も仕事に注力しているタイプなので、仕事に影響が出ないように、お互い夏休みの前半を使って旅行。休み明けの仕事に備えて、少し早めに帰国し、体調を整えることにしたんです」

 夏休み期間の旅行はラッシュや天候などで予定どおりにいかないことも多いもの。さすが旅行に慣れている人たちは、そういった想像外の出来事にも備えたスケジューリングをするようです。

航空費が安く済むLCCでの旅行を決意

旅行・女性・空港

 そんななか航空会社をどこにするかという悩みが出てきたそうです。

「距離的にも旅費がかさむのは仕方ないと思っていました。高いところでは片道20万~30万円以上かかってしまう。長い時間のフライトになるので、いろいろと悩みましたが、LCCを利用することにしました。背に腹は変えられないということで片道10万円弱で抑えました」

 LCCも、現在は少しずつホスピタリティが充実してきています。長距離の飛行機なら、機内で映画が見れるものがあったり、スマートフォンの充電もできたりします。

「席数確保のため、座席間隔が狭いのがデフォルトですが、どちらにせよ長旅で体がつらいのは日系航空でも一緒なので諦めました。機内にPCを持ち込み、オフラインでできる作業を進めたり、積んでしまっていた本を消化したりしているうちに、ロサンゼルスに到着」

 思ったより快適に過ごせた様子で、チケットの安いLCCのありがたさを噛み締めていたそうです。

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