「課長の靴下がクサい…」20代女子に降りかかった思わぬ悲劇
湿気で足元がムレてしまいやすいこの時期。本当はいけないとわかっていても、机の下で靴を脱いで仕事をしてしまう人も多いのではないでしょうか。
机の下だから他の人に見えないし、問題ない気もしますが、実はとてつもない迷惑を他人にかけているかもしれません。上司のスメハラに悩まされているというのは、及川絵美さん(仮名・22歳)です。
課長のフルタイムスメハラ
及川さんは都内のIT企業に今年新卒として入社。仕事内容は自社サービスを販売するために、顧客リストに架電しアポイントを取るというものでした。そのため、休憩時間を除いて、常にデスクに座りっぱなし。そんな彼女を悩ませているのが、隣の席の課長Wさん(30代前半、男性)。
「課長は普段デスクに着座している時に革靴を脱いでいるのですが、その足のニオイが自分のところまで臭ってくるんです。アポイントを取得する部隊と、実際に対面で商談する部隊が別れていることもあり、“架電部隊”の課長は、身だしなみにあまり気を使いません」
そんなW課長に対して「何となく清潔感がない」と、前から気になっていた点があったそうです。
「靴もいつも同じものを履いていて、それが悪臭の原因なのかなと。春先にデスクについてからずっとクサいと思っていましたが、梅雨の時季になると、より一層キツくなってきて正直、我慢できないレベルになってきています」
上司にニオイを指摘するのは難しい
とはいえ、たとえ我慢できないほど臭くても、上司に指摘するのは、なかなか困難です。及川さんは「ひとまず自分だけでもがニオイから身を守ろう」と考えます。
「終日マスクをつけて、ニオイをガードすることにしたんです。これは効果テキメンで、ニオイがまったく届かなくなりました。これなら嫌な思いをすることもないし、ストレスフリーで仕事ができるようにるはずでした」
しかし、そんな及川さんに思わぬ悲劇が降りかかります。
「それからマスクを付ける日が続いたのですが、体調が悪い様子でもないのにマスクをつけ続ける私に課長からマスク禁止令が発令されたんです。『電話をかける仕事なのにマスクをしていたら、仕事に支障が出る』という理由でした。課長の言うことも一理あるのですが、一体、誰のせいでこうしていんだという怒りがふつふつと湧いてきました」