神社仏閣でマナー違反をするバカな若者に喝。元暴力団俳優が語る
参道の真ん中をスマホを持って歩く不届き者
――そういう気持ちを感じられない若い参拝客が増えていると?
或布:何も知らない外国人観光客ならいざ知らず、どうも寺社にやって来る日本の若い子たちを観察していると、インスタ映えだとか、友達同士でキャッキャ騒いでいるパリピのようなヤツらが少なからず混じっている感じがするんです。そんな彼らからは、神仏や歴史伝統に対する“畏敬の念”がまったく感じられない。
しかも、そういう無知無教養な連中に限って、神社の参道の真ん中(左端を歩くのが本来の参拝作法。真ん中は神様の通り道とされる)をスマホ片手で自撮りしながら歩いていたり、手水舍のマナーもめちゃくちゃ。
ヒドい場合だと、神社(神道)と寺院(仏教)の違いすらわかっていないのか、お寺の本堂に拍手してから手を合わせて、周囲から白眼視されちゃってるバカも見かけます。
――神社は「二礼二拍手一礼」お寺は「合掌一礼」というのが基本的な参拝作法。それがごっちゃになっちゃっているんですね。
或布:まあ、SNS映えとか、無知無教養くらいならまだ可愛いもの。つい先日、ある有名な神社の敷地内で、とんでもないことをやっている超バチあたりなバカがいたので、厳重注意してやりましたよ。
カップルが森の脇道にスッと消えて…
――何があったんですか。
或布:その神社は入り口から本殿まで一定の距離があって、その周囲を森が取り囲むような構造をしているんですけど、僕の少し前を歩く20代くらいのカップルが、参道を歩きながら憚ることなく何度もキスをしていました。
――神様が祀られている場所で褒められた行為ではないですね。
或布:バカップルがキス連発している時点で不愉快でしたが、いちいち注意するのも面倒臭いので見なかったことにしました。そうしたら、そのカップルが森の脇道にスッと消えて行ったんです。本殿とはまるで逆方向ですから、すぐにビビビッときました。
実はその神社、悲しいことに都内では知られた「アレ」をするスポットになっちゃってるんです。カップルが森の中でやることなんて、ひとつしかない。