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「ダイエット目的だった」女子キックの新星が語る、デビューのきっかけ

暮らし

プライベートでは恋バナでも盛り上がることも

小林

鋭いキックを披露

――なるほど。その考え方って、普通の仕事にも当てはまる気がします。ちなみに貴重なプライベートの時間は、どうやって過ごしているのでしょうか。

小林:天気の良い日は、ジムの先輩や後輩たちと高尾山をハイキングすることもありますよ。あとはみんなで美味しいご飯を食べに行ったりとか。銭湯も好きなんで練習後によく行きますし、この前は仲の良い後輩選手とディズニーランドに遊びに行きました。

――格闘家らしくアウトドア系ですね。逆に恋バナとかで盛り上がることもあります?

小林:ありますね(笑)。でも、相手の話を聞いてあげることの方が多いかな。どうしてもガールズトークになっちゃうんで、最後はいつもバカ笑いして終わってます。

――小林選手自身、好きな男性のタイプってどんな人ですか。

小林:そうですねえ、運が強くて簡単に死なない人がいいです(笑)。なんて言えばいいのか難しい……。たいへんなことがあっても「簡単にはへこたれないぞ」みたいな。いつも笑っていてケロってしている人と言えばいいんでしょうか? 要するに“強い人”が好きなんですよね。でもマッチョ系とか、肉体的にガッチリした人がいいというわけではありません。

追われれるより、追いかける側でありたい

小林

「やる」を選択し続ければ景色は変る

――同い年の女性とは一線を画するような独特な男性観ですね。でも見た目とか、ビジュアル的な部分は気になりませんか?

小林:笑顔がステキな人には惹かれます。芸能人だと菅田将暉さんが好きなんですけど、顔がタイプと言うよりは、カメレオンみたいにガラっと雰囲気の変わる俳優さんじゃないですか。そこにグッときちゃうんです。

――七変化できる才能がポイントだと。

小林:あと追われるよりも、追いかけるほうが好きなタイプなので、引っ張ってくれる男の人の方が合うと思うんですけど、束縛されるのは嫌い。やっぱり自由を謳歌したいので。容姿とかは別に気にしないかな?

――女子キックボクサーの道を邁進しているわけですが、同世代の人たちにエールを送るとしたら、どんなメッセージがあるでしょうか?

小林:未熟者なりにひとつだけ確信していることがあります。それはキックボクシングというスポーツを通じて、人として成長したいという目標。だから、強くなって結果を出すことも大事なんですけど、それだけで終わってしまうなんてつまらない。

 でも、それって、頭の中で考えているだけだと何も前に進まないじゃないですか。要するに「やるか」「やらないか」の選択を自分でしなきゃいけないと思う。それで「やる」を選択し続ければ、きっと目の前の景色も変わってくるんじゃないでしょうか(後編は近日公開予定)。

⇒次回、<注目の美人キックボクサーは「初の敗戦」をどう乗り越えたか>に続く。

<取材・文/永田明輝 撮影/山田耕司>

気候変動が進む地球の環境問題どうにかして。そんな雑食系ライター

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