転勤族の災難。使わないサーフボードと共に「次は群馬かよ…」
一度買ったら捨てるのはもったいない
好きにしてください、としか言いようがありませんが、結婚して妻子がいる身でも理想のライフスタイルを貫きたいとの気持ちもあるようです。
「北海道にいたときはスノボに目覚め、冬は毎週のようにスキー場に通っていました。今いる群馬も県内をはじめ、周辺の新潟・長野にもゲレンデが多く、子供が小さいので前ほど頻繁には行けませんが、冬場の趣味として楽しんでいました。せっかくスノボは続けているわけですし、サーフィンもやって同じ板乗り系スポーツでコンプリートしたいじゃないですか」
その根底には結果的にムダ遣いをしてしまった過去の自分を受け入れたくない気持ちも感じられます。サーフボードに限らず、「モノを処分したい奥さんとの間でバトルが絶えない」と言います。
「最近、ミニマリストってもてはやされていますが、モノを大切に持ち続けることも大事だと思うんです。特にサーフボードのように高いお金を出して買ったのであれば、こちらには使う義務がありますから」
いつか波に乗れる日が来るといいのですが……。
― 特集・今さら後悔している自己投資 ―
<TEXT/トシタカマサ イラスト/デザイア恵利(@desire_eri)>
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